リフォームで使える補助金には、主に
「子育てエコホーム支援事業」
「先進的窓リノベ事業」
「木造住宅耐震改修助成」の3種類があります。
合わせて最大360万円の補助金を利用して、賢くリフォームする方法をご案内します。
子育てエコホーム支援事業とは?
エネルギー価格高騰の影響を受けやすい子育て世帯・若者夫婦世帯による住宅の省エネ改修等に対して支援することにより、2050年カーボンニュートラルの実現を図る事業です。
2024年は2100億円の国の予算が充てられる予定です。
いつからの工事が対象?
2023年11月2日以降の工事着手が対象です。国の補助金が上限に達して受付停止になる前に、早めに相談することが大切です。
子育てエコホーム支援事業の補助金額は?
補助金の金額と主な要件は次の通りです。
世帯の属性 | 既存住宅購入の有無 | 上限補助額 |
子育て世帯または若者夫婦世帯 | 既存住宅の購入を伴う | 60万円/戸 |
長期優良リフォームを伴う | 45万円/戸 | |
上記以外のリフォーム | 30万円/戸 | |
その他世帯 | 長期優良リフォームを伴う | 30万円/戸 |
上記以外のリフォーム | 20万円/戸 |
補助金額は最大で60万円になります。
子育て世帯または若者夫婦世帯は補助金上限の引き上げの対象になっています。
■子育て世帯…申請時点において、令和5年4月1日時点で18歳未満の子を有する世帯。
■若者夫婦世帯…申請時点において夫婦であり、令和5年4月1日時点でいずれかが39歳以下の世帯。
上記以外の世帯、たとえばシニア世帯などでも補助金の対象にはなるので、ぜひ制度を活用してお得にリフォームしましょう。
先進的窓リノベ事業とは?
既存住宅における熱損失が大きい窓の断熱性能を高めることにより、エネルギー価格高騰への対応(冷暖房費負担の軽減)や、2030年度の家庭部門からのCO2排出量約7割削減(2013年度比)への貢献、2050年ストック平均でZEH基準の水準の省エネルギー性能の確保への貢献を目的とする事業です。
2024年は1350億円の国の予算が充てられる予定となっています。
対象となる工事は?
ガラスの交換、内窓の設置、外窓の交換、ドアの交換工事が対象となります。
先進的窓リノベ事業の補助金額は?
補助金額は最大200万円です。
高性能窓(Uw≦1.9以下の窓)の設置に対して1/2相当額が補助されます。
木造住宅耐震改修助成とは?
対象となる木造住宅の耐震改修を行う場合、耐震改修工事費の一部が助成されるものです。
各自治体により名称等が異なる場合がありますのでお住まいの自治体のホームページ等を確認しましょう。
対象となる物件は?
名古屋市の場合は下記の条件を満たす木造住宅が対象となります。
●名古屋市木造住宅無料耐震診断の結果、判定値が1.0未満の住宅(段階的改修の場合は0.7未満の住宅)
●名古屋市内にある昭和56年5月31日以前に着工された、2階建て以下の住宅(戸建て、長屋、共同住宅)
●住宅以外の用途に使用している面積が延べ面積の2分の1未満の住宅
●適法で適切に納税されている住宅
木造住宅耐震改修助成の助成金額は?
最大で100万円が助成されます。
金額についても各自治体により変わる場合がありますのでお住まいの自治体のホームページ等をご確認ください。
各種補助金を受けてリフォームするにはどこに相談すればいいの?
補助金の申請はリフォームを行う工務店や施工業者などが行います(一部除く)。
ただし、補助金の事務局に事業者登録を行った業者しか補助金申請ができないものもあります。
リフォーム会社に問い合わせの際に、利用したい補助金の登録事業者かどうか予め確認しましょう。
新築ヨミガエルは各種補助金に対応しています。
補助金を活用したリフォーム・リノベーションをお考えの方はお気軽にご相談ください。
※当記事の内容は2023年11月21日時点の情報です。内容が変更となる場合がありますので、詳しくは環境省・経済産業省・国土交通省のホームページをご確認ください。