今回はリビングを2階に変更するリノベーションのメリット・デメリットを事例と合わせてそれぞれ解説します。
リビングを2階にするメリット
●プライバシーの向上
リビングを2階に配置すると、通行人や道路からの視線から室内を守ることができます。これにより、家族やゲストがよりプライベートで快適な空間を楽しむことができます。
●景色の鑑賞
2階にあるリビングからは、周囲の景色を高い位置から楽しむことができます。特に、風景が美しい場所に住んでいる場合、2階のリビングはよりよい選択です。
●静かな場所
2階にリビングを配置することで、1階に比べて静かな空間を作ることができます。
リビングを2階にするデメリット
●階段の利用
2階にリビングがある場合、階段を上り下りする必要があります。特に高齢者や身体的な制約がある場合、階段に苦労することがあります。年をとったら住み替える予定があるなど、将来の見通しも考えておく必要があるでしょう。
●荷物の運搬
2階のリビングには、食事や娯楽のための家具や機器を運び込む必要があります。特に、大型の家具や重い物を運び込む際に不便を引き起こす可能性があります。
●冷房の調整
2階に配置されたリビングは、特に夏、1階に比べて気温が高くなりやすいため、空調の計画が必要です。一方、冬は温かくなりやすいので、その点はメリットともいえるかもしれません。
リビングを2階に変更したリノベーション事例
↑リノベーション前の1階リビング
↑リノベーション後の2階リビング
より明るく、天井の高さも出たことにより開放感を感じられる空間になりました。
リビングを2階に配置するかどうかは、個々の好みや家の設計、将来の暮らし方によって計画していきます。
プロの意見も聞きながら、上記のメリットとデメリットを考慮して、自身や家族のニーズに合った選択を検討することが重要です。