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2025.05.15

困りものを味方に!壊せない柱や梁を変えるリノベ術

リノベーション事例お役立ちコラム

リノベーションを進める中で、どうしてもネックになるのが「壊せない柱や梁、壁」。これらがあると、お家の自由度が制限され、悩む方も多いのではないでしょうか。

しかし、壊せない柱や梁、壁を無理に隠すのではなく、あえて「魅せる」や「活かす」ことで、リノベーションの幅を広げることができます。
今回は、そんな壊せない柱や梁、壁を上手に活用したリノベアイデアをご紹介します。

なぜ壊せない?柱や梁、壁の役割と重要性

建物の構造上、壊せない柱や梁、壁は耐震性を確保するために欠かせない要素です。これらが建物を支え、地震などの外力に耐えるために設計されています。無理に取り除くと、建物の強度が低下し、重大な危険を招く可能性があるため、基本的には撤去できません。
壊せない柱や梁、壁があることで間取り変更が難しくなったり、レイアウトが制限されたりすることがありますが、工夫次第で個性的な空間を作り出すヒントにもなります。

魅せるアイディア

インテリアの一部として

既存の柱と筋交いをあえてそのまま残し、黒く塗装することで壁や床のダークカラーと相まって、空間に程よい仕切り感が生まれます。このお家のインテリアにぴったりと調和し、空間全体の印象を引き締めています。こうした取り入れ方によって単なる障害物ではなく、空間の美しい一部として活躍します。

美しさを際立たせる

元々の梁を露出させることで、その重厚感と歴史的な温かみが自然に引き立ちます。木材の風合いや経年変化が見える梁は、単なる構造材としての役割を超え、空間に独特の味わいと存在感を。古民家ならではの梁の良さが際立ち、温かみのある質感は、どんな季節にも心地よい雰囲気をもたらし、家の中での居心地の良さを一層高めます。

活かすアイディア

間仕切りとして

構造壁をリビングとダイニングの仕切りとして活かすことで、空間をゆるやかに区切れます。さらにキッチンのニッチ部のアーチと共通化させ、壁と造作ソファに一体感を持たせることで邪魔な壁からおしゃれなインテリアのひとつとして存在しています。

家具の一部として佇む

構造柱をあえて目立たせ、ダイニングテーブル一体式キッチンの脚として活用することで、意匠性を持たせました。柱そのものが家具の一部として佇むことで、空間にアクセントを加えています。さらに、建具の高さを天井高に合わせて統一することで、全体がすっきりとまとまり、開放感のあるインテリアを実現しました。

まとめ

壊せない柱や梁、壁があるからといって、妥協する必要はありません。発想を転換して、魅せる活かすという視点を持てば、柱や梁、壁もリノベーションの魅力的な要素に変わります。むしろ壊せない柱や梁、壁があったからこそ、思わぬアイデアが生まれ、デザインに幅を持たせてくれるかもしれません。

ただし、壊せない柱や梁、壁を活かす際には、建築士などの専門家に相談することが重要です。構造に影響を及ぼす改修は避け、安全面を第一に。

安全で快適な住まいを実現するためにも、しっかりとした準備が不可欠です。
新築ヨミガエルでは、一級建築士によるダイレクト相談会を開催しています。壊せない柱や梁、壁のみならず、リノベーションでの不安点などこの機会にぜひご相談ください。