住宅の床材の定番といえばフローリング。特に無垢のフローリングは木の柔らかさと温かさを足で感じられる人気の床材の一つです。「床・イコール・木」それを覆す商品が「フロアタイル」です。
フロアタイルは主に塩化ビニールなどの合成素材で作られ、耐水性や耐久性が高く、掃除がしやすいのが特徴です。そのため、キッチンや洗面室、トイレなどの水回りで使われることが多い床材です。そんなフロアタイルを、様々な理由で水回り以外で採用した事例をご紹介します。
好みに合わせてLDKをホテルライクスタイルに
こちらはリノベーションの際にすべてのフロアでフロアタイルを採用しました。LDKはご主人の好みに合わせたホテルライクなスタイル。グレーを基調にしており、全体的に落ち着いた大人の雰囲気です。フロアタイルは大判の石目で高級感を演出しています。
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大切なペットが滑って身体を痛めないように
こちらもすべてのフロアでフロアタイルを採用。理由は「ペットのため」
犬を飼っている家では、フローリングでわんちゃんが滑って腰を痛めたりするケースがあります。フロアタイルは滑りにくくする加工がされているものもあるため、人はもちろんペットにも優しい住環境となります。
また、食べこぼしやトイレなどで床が汚れてもフロアタイルは掃除しやすく、爪を立てても傷つきにくいので美観が保たれるというメリットがあります。
上の写真では壁や天井は無垢材を使用していますが、床は木目調のフロアタイル。まるで木材のようなフロアタイルで壁との相性もバッチリです。
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傷つけない・汚さないためにフロアパネルを壁に貼り付け
こちらはフロアタイルを壁材として採用したケースです。
ご主人は自転車が趣味のため、書斎に保管している自転車を出し入れすることが頻繁にあります。自転車で壁が傷つかないように、玄関に通じる廊下には腰の高さまでフロアタイルを貼っています。
また、書斎の自転車を立てて置くスペースの壁にもフロアタイル。汚れても掃除がしやすい・傷つきにくいというメリットを活かした用途です。
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フロアタイルの使用事例、いかがでしたでしょうか。フロアタイルもフローリングもそれぞれにメリットがあります。フロアタイルは様々な色や模様のものが作られているので、デザインに凝る場合はフロアタイルを検討してみるのもいいかもしれませんね。